童貞がストリップ劇場に行ってきた(後編)
前回の続き
https://strongkun.hatenadiary.com/entry/2018/12/24/160540
前回はストリップ劇場に行こうと思った経緯を書いた。今回は行った感想を書く
今回行ったのは東洋ショー
どうやら西日本最大規模らしいのと料金が3000円と比較的安かったのでそこに行ってみることにした
12月20日
大阪駅の一駅隣にやってきた
緊張が凄まじかった。既に電車乗ってた時からドキドキしてた
駅を出ると案内の看板があった
どうやらこの薄暗い商店街のような通りを抜けると辿り着けるらしい
しばらく中を歩く
自販機もあった
いやいや安すぎん?そこらへんの自販機でジュース160円とかの時代に50円ってどういうこっちゃ。100円自販機もビックリの安さ
大阪万博開催決定おめでとうのポスターも貼ってあった。関東の人たちも2025年は是非大阪に来てな
商店街を抜けるとファミマを発見!
ここを右折!
…?
いや一体どこにあるんだ…!?
てっきりド派手な大きい建物かと思っていたんだけどそれらしきものが見つからない
とかなんとか思いつつ暫く歩いて曲がり角の近くに差し掛かった
あった!!!
意外と目立たない場所にあった!
料金を確認
事前情報通り3000円だった
——ここから先はカメラ禁止なので文章のみで書く——
中は意外と綺麗で明るかった
過去に新世界のポルノ映画館に潜入した時は中が暗くて客も汚かったけど、ここはそれなりに綺麗で客もそれなりに清潔感ある人が多かった。チケットを買って劇場に入場するとEDMっぽい曲が流れていた
最前列は緊張するので二列目に座った
周りは慣れた様子のオッサン客だらけだった。途中から何人か慣れた様子の若者も入ってきた
ちなみに心臓はずっとバクバクのままだった
元々ここに来た理由は「自分自身に経験がなさすぎて相手に引け目を感じてしまい恋愛への心理的ハードルが高い」→「ひとまず性経験やコミュニケーションだけでも一般人と同程度に経験して心理的ハードルを下げたい」→「とはいえいきなり性交渉なんかしたら頭真っ白になるので最初は裸に慣れる」という戦略の第一段階だった
開幕までの1時間、授業のレジュメ読んで勉強しようと思ってたけど全く頭に入って来なかったのでこの荒治療の段階構成はやはり正しかった。多分いきなり性交渉してたら気絶してたわ
そんなこんなで13時になったのでショーがスタートした
ーーここからはショーの感想ーー
幕が開けてステージが明るくなると、椅子に座って裁縫している女性がいた。しばらく裁縫をしている演技を披露して再びステージは暗くなった
これは意外だった。てっきり最初から破廉恥な格好をしているものとばかり思っていたけどそうじゃなかった。きちんとストーリーがあるのだ
再びステージが明るくなるとクリスマス色に染まった街の背景にトレンチコートとスカートと手袋を身につけた女性がいた。そして「ラブ・ストーリーは突然に」を流しながら踊り始めた
なるほど、平成初期の曲が流れるとメインのお客には響くものがありそうだ。ということは昭和の曲もそのうち流れそうだ(実際に2人目以降の演技で「年下の男の子」が流れた。50代にはグッと来るかな?)
コートを着た綺麗な女性の踊りを鑑賞していると自分もなんだかバブル時代の東京を歩いているような気がして楽しくなってきた
しばらく彼女の綺麗なダンスを見ていた
しかしここで状況は一変した
彼女は途中からバレエの如く回りはじめた。そしてパンチラが見えた。Tバックだった
ヤバい!Tバックだ!
そう、すっかり忘れてたけどこれはストリップなのである。これからどんどん衣服を脱いでいくのである
これから裸を見るというのに自分はパンチラの段階から既にドキドキMAXだった。高校生のとき同級生の女の子はパンチラする人が多かったのである程度慣れてはいたけどやはりドキドキはどうしても起こる。しかもTバックだし。Tバックだし
「オイオイオイ、死ぬわ俺」とドキドキしながら眺めていた。既にパンチラの段階で色々とヤバかった。周りのオッサン客は「ほう、パンチラですか」という感じの慣れた表情で見ていた
そして一通り踊り終わったら彼女は上手側に戻ってお客に背中を見せながらコートを脱いだ。彼女はノーブラの背中を見せていた。自分は「やばいノーブラだ!Tバック丸見えだ!」とテンションぶち上げでいい波のってた
彼女は上に軽く羽織るように服を着てステージ中央まで進んだ。台は回転を始めた。そして衣服を一枚一枚脱ぎ始めた
一通り服を脱いでほぼ全裸の状態になったら脚を手で掴んで上に上げるポーズを取っていた。オッサン客がこれまた慣れた様子で拍手していた。自分も拍手するタイミングをそこで初めて知りつつもパチパチした
ヤバイとにかくヤバかった
大人の女性の身体ってこんな風になってるのか…!と人生初の体験にドキドキしながらマジマジと見ていた
だってヤバイもん。いやだって目の前に胸があるんだよ?目の前に毛があるんだよ?1〜2mくらい先にお尻があるんだよ?ヤバすぎるでしょ。普段そんな状況になることないぞ。普段ありえない状況に自分の思考回路はショート寸前になってた。無意識に興奮を抑えて冷静な思考で制御しようとしていた。ごめんね素直じゃなくて。ただ制御をもってしても興奮は大きかった。人類すごい。本能すごい。いやあ遺伝子ってホント利己的だわ。脈々と受け継がれてきた生命というものを感じる
一応小3の時に体育の着替えで女子の裸をうっかり見ちゃったことはあるので正確には人生初じゃなくて13年ぶりなんだけどね。ただ子どもと大人じゃ全然違う。大人の身体って美しい。素直にそう思った。ロリコンな男は損してるよ。大人の身体って最高じゃん!と思った
そして暫く台の上で披露したあと、彼女は上手側に戻っていった。観客たちは拍手していた
「素晴らしかった…!」と感動に浸っていた。ここから次の人になるのか…と思っていた次の瞬間
「これよりオープンショーになります」
とアナウンスが流れた。
ん?オープンショーって何?何をオープンするの?と頭にハテナが浮かんだ
すると軽快な音楽とともに先ほどの女性がTシャツ一枚で登場した
そしてTシャツを捲り上げて胸や股関を見せたり後ろ向いて前屈みになってお尻を見せたりしていた。ステージ途中の道で左右の客に見せ、中央の台まで進んで左右と中央の客にも見せていた。全ての客に余すところなく見せる時間のようだ。ちなみに彼女は僕の目の前にもやってきて色々と見せてくれた。いやぁ最高だった。目の前で見るのはとにかく最高だった
何人かオッサンたちが1000円札を女性に渡していた。なるほど!ここでチップを渡す時間があるのか!オッサン達は笑顔でチップを渡して女性は「ありがとう〜!」と受け取って互いに握手。変なお触りも一切ない平和な環境がそこにはあった
そして「オープンショーが終わります」というアナウンスとともに女性は上手側に消えていって、2人目の演技がスタートした
ーー終わってみて思ったことーー
・生身の身体って美しい
・てか女優の身体が美しい
・意外と何十分か見てたら人間は慣れる
・場内は治安が良い
最後のはガチでそうだった。行く前は「仕切りたがりのオッサンがいたりするかも…変な奇声あげたりお触りして騒ぐ人もいるかも…」と覚悟していたけど全然そんなことはなかった
むしろ場内では互いに会話はせず拍手以外では一切騒がずお触りはご法度だった
それどころかショー終わりの写真撮影会では女優に差し入れやプレゼントを渡す男たちが何人かいた。きっと彼らは熱烈なファンなのだろう
めっちゃ治安いいじゃん!と認識が180°改まった
ネットを見ていると風俗で女性の身体を痛めつけるゴミみたいな男やキャバなどで客の立場を利用してお触りしまくるのが横行しているのに。そういうの見てると男たちが静かに鑑賞してお金やプレゼントだけ渡すストリップ劇場ってめちゃくちゃ治安が良いのではないだろうか?
事実、治安の良さもあるのかカップル客や女性2人組のお客もいた
カップル客は彼女のほうが積極的に演技中に拍手していたのが面白かった
気に入って夕方からの第2部も見て帰った。人生初の出来事にどっと疲れが出て眠気が凄く湧いてきたし足取りは微妙に震えていた。それと同時に今まで未確認だった世界を一つ知れた充実感があった
ちなみに後日の質問箱で「女優はちゃんと身体の手入れをして綺麗を保っているから一般人の身体でたたなくなるんじゃないか心配です」という意見を頂いた。なるほど、確かにその心配はあるな。もちろん自分自身が就活のストレスで蕁麻疹出た時に肌を綺麗に治すのメッチャ苦労したので日常的に手入れしてる女性はもっと大変だろうなと思ってる。正直一般女性の裸は未だ見てないのでそんなに違うものなのかどうかもよく分からないけど忠告をとりあえず頂いたので鑑賞は控えめにしていきたいなと思った
何十分か鑑賞してたら慣れてきたけど慣れすぎるのも良くないと思うし。適度に鑑賞前のドキドキ感を忘れないまま大人の男性へのステップアップをしていきたいなと思った
長文だったけどここまで読んでくれてありがとう!
それでは良いお年を!