就活で死にそうな人は読んで

就活で死にたくなってる人たちにメッセージを書きたい。

 

もう納得内定してる人たちは回れ右して退出して、どうぞ

 

今日は就活生時代の自分が思い悩んでたことと1年経って当時を振り返って思ったことを書く。

 

〜はじめに〜

 

1年前の自分は就活が終わってなかった。周りの人たちが「いえーい就活終わり!」とか言ってたころ自分は就活してた。原因は圧倒的な準備不足だった。

 

学生時代の自分はサークルにバイトに勉強になんでも頑張らなきゃと思ってた。サークルで役職を持ちつつ成績を良い状態で保って金銭面でも自由を増やすためにバイトのシフトを入れまくってた。ただ自分自身がマルチタスク苦手なせいでどれも中途半端になった。サークルではクオリティの低い仕事をしてしまってGPAは高いことは高いけど別に奨学金は狙えない中途半端な位置でバイトも時間がとれなくてシフトは中途半端に多い状態だった。そういう複数同時進行のせいで3年生から始めた自動車教習も4年生にずれ込んだ。ゼミと教習と就活の同時進行という意味不明な状況になっていた。

 

そんな状況で就活の準備を入念にできるわけもなく面接も落ちまくった(これは自分の社会不適合な性格も原因ではあるけれど)マルチタスク得意な人は問題ないだろうけど自分には向いてなかった。

 

そんなわけで平成最後の夏はスーツ着て街中を歩いてた。今思い返してもあんな史上最大の暑さと言われた灼熱地獄でスーツ着たのなんて人生で1番しんどい夏だったわ。同級生たちが「就活終わったご褒美に旅行♪」とか言ってる間に自分は面接で遠征し、同級生が「内定者懇親会でスーツ着るの暑すぎ😩」とか言ってたころ自分は面接でスーツ着てた。なーにが内定者懇親会だよ。そんなの1日だけだろうが。こちとら毎日着てたわ。

 

そんなこんなで1年前の自分は病んで頻繁にストロングゼロ睡眠薬代わりにして寝てた。そんで以下のようなことを考えてた。

 

・自分はこの世から必要とされていないのではないか?

・「やりたいこと」がない自分はダメな人間なのだろうか?

・本当に就活終わるのだろうか?

 

これらのことについて当時の自分が考えていたことと1年経って考え方が変わった部分を書いていく

 

まずは

 

【自分はこの世から必要とされていないのではないか?】

 

この気持ちに陥っている就活生は多いんじゃないかな。

 

分かる。気持ち分かるよ。沢山の企業に思ってもない志望動機を書いて頑張って愛想ふりまいて面接官様に気に入られるように受け答え頑張ってお祈りメール一通でリセットされるんだもん。そんな狂ったイベント続けて病まないほうがおかしい。むしろ病んでる君は人間として正常だよ。

 

→1年経って思ったこと

 

今思えば別に「企業に落とされる=この世から必要とされていない」は認知が歪んでたなぁと思う。

 

だってさぁ、じゃあ逆に「この世から必要とされている」ってどういう状態?

 

それって多分「自分を必要としてくれてる人がいる」という状態だと思う。

 

それは別に就活しようがしなかろうが家族や友人がいてそれらの人々と関係が良好であれば「この世から必要とされている」になるよ。君が死んだら家族や友人は悲しむ?じゃあ君は必要な人間だよ。

 

もちろんなかには家族と仲悪い人や友人がいない人もいるかもしれない。でもそういう人でもバイトしてたら少なくともバイト先からは必要とされるじゃん。君が辞めたらバイト先がシフトに困る?新人教育に困る?バイト先で悲しむ人がいる?じゃあ君は必要な人間だよ。

 

家族と仲悪くて友人いなくてバイトやってない人もいるかもしれない。でもそういう人だってゴミ拾いすれば喜ぶ人がいるかもしれないじゃん。外国人に道案内したら喜ばれるじゃん。

 

人間は1人で生きていけない。自己責任なんて存在しない。みんな自分に対しても他人に対しても責任を負いつつ自分の提供できるものを提供して助け合って生きている。

 

人間はみんなこの世に必要な人間だよ

 

はい次!

 

【「やりたいこと」がない自分はダメな人間なのだろうか?】

 

これも当時はマジで悩んだ。みんな当たり前のように「やりたいこと」があって、それらは当然に職業で実現できるもので、しかもそれが御社じゃなきゃいけない理由を探さなければいけなかった。

 

そもそも御社じゃなきゃ夢が実現できない理由を考えるのですら難しいのに、「やりたいことがない」状態の人がゼロからその演技するのは難しすぎる。スーパーマリオブラザースを10分以内にクリアするより難しいわ。

 

→1年経って思ったこと

 

「やりたいことがない」っていうのも認知の歪みだったなと思った。

 

いや洗脳と言うべきか、とにかく当時の自分は「やりたいこと=何かの職業に就くこと」だと思い込まされていた。これっておそらく教育のせいだと思う。明治の日本が労働者を大量に作るために「やりたいこと=何かの職業」という式を子供たちに植えつけたんだと思う。

 

冷静に考えりゃ別に職業に限定しなければ「やりたいこと」なんていっぱいあったわ。

 

旅行したいし、美味しい店を開拓したいし、アニメ見てたいし、面白い恋人を作ってみたい

 

それ全部が自分のやりたいこと

 

「なんだ。俺ってやりたいことだらけだな。」と思った。

 

「じゃあ仕事は金稼ぐ手段と割り切って休日にそれらをすればいいか。」と開き直った。

 

これを見てる君たちも多分やりたいこと自体はいっぱいあるはず。

 

美人芸能人と付き合いたい?じゃあ多分IT社長にでもなれば付き合えるよ。(ニュースでは一般男性と紹介されるかもしれないけど)

 

イケメンお金持ちに養われたい?じゃあ美容めっちゃ頑張って恋活しまくればそのうちイケメンお金持ちと付き合えるよ。「就活=生きる手段を見つけること」だと考えれば、養ってくれるイケメン探すのもある意味で就活だと思う。

 

「やりたいこと」はみんな持ってるよ。

 

はい次!

 

【本当に就活終わるのだろうか?】

 

これはマジで毎晩考えて病んでた。あんなお祈りしまくられたらそりゃ永遠と就活するんじゃないかとすら思えてくる。

 

特に周りが就活終えてたら焦る。

 

→1年経って思ったこと

 

「就活はいつか終わる」

 

この一言に尽きると思う。

 

いやこれ誇張でもなんでもなくマジでそうだよ。

 

就活そのものは終わらせようと思えば終わらせることはできる。

 

だって今の日本は圧倒的な若者不足なんだから。若いとどうしても若い人同士でつるむから今の日本が少子高齢化というイメージはあんまり湧かなくてもしょうがないとは思う。でもデータ上は今の日本はめっちゃ若者不足だし若者向けの求人が余りまくってる状況だよ。

 

もちろんそれらの中には明らかなブラック企業もあるけれど別に全部が全部そうではない。

 

そもそも若者自体が足りてないんだから「新卒に内定出したけど辞退されて困ってるホワイト企業orグレー企業」とかいっぱいある。明らかに命を脅かすようなブラックだけ避けてそういうところに狙いを定めて面接受ければいいと思う。

 

就活生を何百人も集めて学歴で切って面接で大量に学生を落としてるのなんてほんの数%くらいの人気企業だけだよ。(中には人手不足のくせに選り好みしてる頭おかしい中小企業もあるけど)

 

だから就活は終わらせようと思えば終わらせることはできる

 

その中で自分がどういう条件だったら納得できるか、どういう条件だったら妥協できるかを考えればいいと思う。

 

ちなみに自分は年間休日を妥協して少し後悔している。

 

〜最後に〜

 

たった数分の面接で君の人生を分かったような気になって偉そうな態度で揚げ足取りとかしてくる面接官のために君が病む必要はない。マジで病む必要がない。

 

就活は「そういうゲーム」だと割り切って納得するまで続ければいいと思う。しれも無理なら別に海外逃亡とかバイト先就職とか進学もアリなんだから。

 

もう一度言う。

 

君が病む必要はマジでない。

 

じゃあ残りの就活期間、病まない程度に適度な努力で頑張ってね!