人生初のsexをして思ったこと

2019年1月7日

 

飛田新地で童貞を捨ててきた

 

前回のブログを見ての通り、自分の中にある「異性への心の壁」を破壊するための荒治療として第1段階はストリップ劇場に行ってた。最初こそは心臓バクバクだったものの3回目になると普通にお姉さんにチップ渡して握手できるくらいには耐性がついていた

 

なのでこれはそろそろ第2段階の「性行為そのものに慣れる」を実行できるなとお正月あたりに思い始めた

 

一応計画としては第3段階の「魅力ある男になって素人女性とコミュニケーション取った上で性行為する」まで達成したら「告白して恋人として付き合う」も抵抗感ほぼ皆無でできるだろうという仮説だった。とはいえいきなりそこまでやるのは難しいので間に第2段階「性行為そのものに慣れる」を入れたほうがいいなとは思っていた

 

野球だって最初は素振りから始まってキャッチボールして慣らしてから試合に入るんだもん。恋愛だけ急にプロの論理を持ち出してきて「恋愛に不慣れな男でも慣れてる感じ出してリードしよう」なんて無理がある。仮に「男の子の慣れてない姿に興奮する女性」がいたとしてもそんなものは相手にとって自分が「好きな男の子」にならなきゃ意味がない。だってそうじゃん。「特に好きでもない男が自分に好意を持って不慣れながらモジモジして近づいてくる姿」が可愛いわけがない。俺が女子でも怖いわそんなもん。やっぱり慣れてるほうがいいし慣れるためには経験を先に積んで心理的なハードルを下げたほうがいい、自分はそう思う

 

大学生になってから好きな女子をデートに誘ったり2人で出かけるようになっていたけれど、相手に引け目を感じていまいち積極的に動けなかったのもそういうコンプレックスが大きな原因だった

 

デートとか会話の積み重ねも大事だけど、性経験の積み重ねも「心の余裕」を作る大事な要素だなと思い始めた

 

そうと決まりゃさっさと最大の心の壁となってる「童貞」をどう捨てるかが問題になった

 

思いついた方法は2通りあった

 

①アプリで童貞狩りしてるお姉さんを探す

 

②お店に行く

 

選んだのは②のお店だった

 

両者は素人と玄人に分かれる。個人的には初回で性病は避けたかったので「性病検査も多分してないであろう素人」と「それなりに定期検査はしているお店の嬢」だったら後者のほうが物理的に綺麗だなと思った。あと童貞は緊張で膣内でイけない場合もあると聞いたので、お店の嬢だったら数々の童貞を相手にしてそれなりに気まずくならないフォローをしてくれるかなという思惑もあった

 

そういう理由で童貞喪失はお店に行ってそれなりの対価を払って女性従業員にお願いしようと思った

 

じゃあどんなお店にするか

 

ソープランドもあるけどキスや性器を舐めるのは若干の不安はあった。もちろん素人との行為だったらいつかはしなきゃいけないんだろうけど初回からやる必要もないだろう

 

そんなとき頭の中にふと大阪の例の場所が思い浮かんだ

 

そう、「飛田新地」である

 

知っている人は知っているであろう日本最大の遊郭街である。日本の伝統的なエリアで今となっては日本全国、いや、世界から人が訪れる

 

念のため調べてみると飛田新地は性病対策が厳重なことが分かった

 

キス禁止

クンニ禁止

フェラ及び挿入はゴム必須

 

性病が基本的に粘膜同士の接触が原因であることを考えたら、このルールで性病になるほうが難しいといえる(もちろん100%ではないが)

 

この理由から自分は飛田新地に惹かれた

 

しかも全国的に知名度が高い遊郭であることから会話のネタとしても美味しい

 

飛田新地が初体験」という日本人男性の数%くらいしかできないであろう体験をすると考えたらワクワクしてきた

 

童貞喪失は飛田新地ですることに決めた

 

ちなみに飛田新地は若い人が多めの「青春通り」や「メイン通り」があり、高速道路を超えると熟女たちのいる通りもあるらしい。とくに熟女趣味もないので今回は青春通りに行くことにした

 

そして自分が所謂クソ客にならないようにあらかじめtwitterで嬢の愚痴ツイートも見てNG行為を勉強しといた

 

そして1月7日

f:id:strongkun:20190114184627j:image

 

f:id:strongkun:20190114184701j:image

お店の女性に失礼のないように爪を切って洗濯仕立ての服を着て新世界に着いたらスパワールドで徹底的に身体を洗った。飛田新地はシャワーじゃなくて軽くタオルとアルコール消毒液で身体を吹くだけらしいので、余計に汗とかを流しとかなきゃなと思っていた

 

スパワールドを出ると新世界は暗闇とネオンに包まれていた

f:id:strongkun:20190114184809j:image

 

そしてマップで調べながら飛田新地に向かう

f:id:strongkun:20190114184604j:image

 

いや看板こえーよ

f:id:strongkun:20190114184936j:image

 

途中迷いつつもなんとか近づいた

f:id:strongkun:20190114184904j:image

うっすら写ってる白い建物が飛田新地遊郭街である

 

ついに到着!

時計台のあたりの階段を降りると飛田新地の青春通りが広がっている

f:id:strongkun:20190114185042j:image

 

勇気が出なくてしばらく周辺を歩いたりアベノハルカスを眺めたりしていた。そして勇気を振り絞って階段を降りた

 

 

 

 

 

 

 

ーー飛田新地は写真撮影禁止なのでここからは文章だけで紹介するーー

 

 

 

 

 

 

 

 

飛田新地の通りの一つ

「青春通り」に入った

 

 

そこはまるで台湾の九份を日本家屋で再現したような街並みだった。千と千尋の神隠しに出てきそうな色艶だった雰囲気が通りいっぱいに広がっていたのだ。一軒一軒の屋根に赤い提灯と店名の記された白い看板が吊るされていて、暖簾の奥では呼び込みのおばさん1人と女の子1人が座っていた。どのお店も玄関口には赤い絨毯が敷かれていた。そのため一軒一軒のお店からは赤のようなピンクのような明かりが漏れ出て、通り全体を大人な雰囲気にしていた

 

月曜日の夜、若い男からオッサンまで沢山の男性が歩いていた

 

そして意を決して自分も歩き始める

 

すると呼び込みのおばさんの勧誘する声がこれでもかと聞こえてきたのだ

 

お店Aのおばさん

「兄ちゃんこっちどうや!」

 

お店Bのおばさん

「そこの兄ちゃん!こっち!こっちやて!こっちにきなはれ!」

 

お店Cのおばさん

「どうぞ!兄ちゃん!どうぞ!」

 

こんな感じである

 

ちなみに飛田新地は歩きながら店先に座っている女の子を直接見て入るお店を決めるシステムなのだ。どのお店も店先に座る女の子は1人だけと決められている。お客がその子と2階へ上がったら交代制で別の子が店先に座るシステムなのだ。そのため店先で座る女の子は常に1人なのである。お客は同じ店の他の子との比較はできない

 

このシステムによって選ばれなかった子への罪悪感がない代わりに、運とタイミングが合ってたまたま見かけた子を見て決めないといけない。顔写真はサイトに一切載ってないので現場での判断が必要となる。しかも悩んで他店を見ている間に他の男に取られる可能性もあるので迅速に決めなければいけない。もちろんじっくり考えるために1周するも2周するも自由だが、最初に目をつけた子が既にいなくなって別の子が店先に座っている可能性や冷やかしと誤解される可能性を考えたらあまり良い行動ではない。即断即決が求められる場なのだ

 

なので僕は「ピンと来たら」決めることにした。悩む時間ももったいないし。フィーリングに頼って決めることにした

 

呼び込みのおばさんの横に座っている女の子を見ると色々な人がいる。ギャル系からお姉さん系やら色々なタイプの人がいた。警察官やメイドのコスプレもいた

 

みんな僕が通ると笑顔で微笑んでくれた

 

こちらも流石に真顔は悪いので微笑みながら会釈をして歩く

 

そして暫く歩いていると、とあるお店のオバちゃんから「兄ちゃん!こっち!こっち!」と手招きされた。

 

その横には黒髪ボブで素朴な顔立ちの「クラスに1人はいるタイプの美人」がいた。見た目からして同世代っぽい。その子はサッカーのユニフォームを着て微笑みながら座っていた

 

気がついたら自分はオバちゃんの手招きに吸い寄せられるようにそのお店に向かっていた

 

これは意外だった

 

普段あれだけtwitterで「年上お姉さんタイプが好き」とか「ギャルが好き」とか言ってた僕が直感で選んだのは「クラスに1人はいるタイプの美人」だったのだ

 

おそらく高校時代から続いたコンプレックスや苦い思い出などが重なって潜在意識が「クラスに1人はいるタイプの美人」を望んだのだろう

 

恐るべし潜在意識

 

気がついたら自分はそのお店に入っていた

 

青春通りを歩き始めてから約1分での出来事である。即断即決にも程があるだろ

 

オバちゃんは「いや〜よく来てくれたね!さ、さ、靴を脱いで2階へ」と言って出迎えてくれた

 

靴を脱ぐと、後は黒髪ボブの女の子と一緒に2階へ上がっていく

 

(サッカーのユニフォームだったので以後この女の子はSちゃんと表記する)

 

僕が先に階段を登って後ろからSちゃんがついてくる形だった。普通逆だろ

 

2階へ登ると6畳ほどの和室が複数あった。どの部屋も畳の上に荷物を置くカゴと卓袱台と布団が敷かれていた。部屋の端には掛け軸とカレンダーが掛けられている。部屋全体が赤色のぼんぼりのようなのようなものでふんわりとピンク色に照らされていた

 

そのうちの1室に入った

 

Sちゃん

「いや〜寒いですねぇ。寒くなかったですか?」

 

「あーいやでも今日は意外と暖かかったですね」

 

最初は世間話から始まる

 

僕は世間話に返しつつ童貞捨てに来たということをどのタイミングで伝えようか考えていた

 

Sちゃん

「時間はどうされます?」

 

今だ!と思った

 

「あの…実はエッチが初めてで…初めての人は大体何分くらいするんでしょうか?」

 

来る前にネットの情報で30分くらいがいいことは知っていたけど話を切り出すために質問をしてみた

 

Sちゃん

「そうですねぇ…30分がいいですね。20分は短すぎます。初めての人だと20分ではイケない人が多いので」

 

「分かりました。では30分でお願いします。」

 

Sちゃん

「30分ですね。では先払いで21000円お願いします。」

 

財布から福沢諭吉2人と野口英世1人を取り出して女の子に渡す

 

Sちゃん

「1階のオバちゃんに渡してくるので少しお待ちください」

 

ちなみにネットで見た情報だとここから時間のカウントが始まるらしい。なので時間短縮のためにこの間に衣服を脱いでおくといいらしい

 

念のため尋ねてみる

 

「その間に服を脱いでおいたほうがいいですか?」

 

Sちゃん

「そうですね。そのほうがいいですね」

 

よし!

 

スピード勝負だ!

 

とりあえず上に軽く羽織っていた服を脱いで畳の上に置いて次にパーカーを脱いで畳に置いた

 

その時

 

ガラッ

 

襖が開いてSちゃんが戻ってきた

 

意外と早かった

 

まだ全部脱いでないぞ

 

「え?あああ意外と早いんですね」

 

Sちゃん

「そう(笑)意外と早いの(笑)」

と言ってクスリと笑った

 

そして彼女はタメ口になっていた

 

なるほど、最初は敬語で会話しつつも途中でタメ口にすることでリラックス効果を出しているのか

 

Sちゃんは布団の上に座って衣服を脱ぎ始めた。彼女はユニフォームと下着だけだったのであっという間に全裸になった

 

僕はズボンとシャツをまだ着ていた状態だったので焦りつつ全て脱いでSちゃんの近くに寄った

 

ここらへんからだんだんと緊張してきた

 

お店に入るまでは持ち前の度胸で乗り切れたが、産まれたての状態の男女が一緒という状況は人生初だったので緊張パラメーターは急上昇した

 

 

「あのっお願いします!」

 

Sちゃん

「ふふ、緊張してる?(笑)最初はフェラからするから横になって寝てね」

 

 

 

彼女がゴムをつけてくれた

 

 

 

Sちゃん

「何歳なの?」

 

「あっ22歳です!」

 

Sちゃん

「えっそうなんや同い年やん!」

 

「マジですか!凄い偶然ですね!」

 

Sちゃん

「96年生まれやんな?同じやな」

 

偶然にも童貞喪失の相手は同い年だった。これは嬉しい。営業トークで同い年と言ってるだけの可能性も考えたが、96年と瞬時に聞いてきたあたりリアリティあるので本当に22なのかもしれない

 

そして彼女によるフェラが始まった

 

目の前には女の子が首を上下に振りながら自分のを咥えている光景が広がっていた

 

 

 

 

 

 

 

ヤバい!AVで見たやつだ!

 

 

 

 

 

 

その時の自分は「進研ゼミでやったところだ」みたいなノリでその光景に興奮した。そして本能に従って大きくなっていった

 

そしてある程度硬くなってきたところで彼女は口でするのをやめて手でしごきはじめた

 

Sちゃん

「よし!じゃあそろそろ挿れるね」

 

しかしここで問題が起きた

 

アソコが萎えてきた

 

実は手でされるのがそんなに気持ち良くなかったのだ

 

口でされたときは程よい圧力で心地良かったけど手でしごかれるのは正直そんな気持ち良くなかった。むしろ若干痛かった

 

そんな感じで自分のアソコは元の大きさに戻ってしまった

 

多分これがある程度慣れている男だったら簡単に萎えることはないんだろうけど、自分は初体験に伴う緊張感で硬さも最初から弱かったので萎えるのも早かった

 

Sちゃん

「あれ?萎えちゃったね。緊張してる?」

 

もちろん緊張してる

 

しかし自分はまもなく社会人になる人間。ただ困るだけじゃなくて相手に自分の状況と要望を伝えて交渉をする必要がある

 

「すみません…ちょっと緊張で…あとそれと手でされるのが合わなくて…口でされた時は気持ち良かったので、おそらく口でして固くなったら即挿入にすれば上手くいくと思います」

 

童貞のくせに早速注文をつけるストロング卒論生。なかなか図々しい男である

 

Sちゃん

「分かった!そうするね!」

 

彼女は再び口で咥え始めた

 

そして大きくなってきた

 

彼女は素早くローションを取り出して自分のアソコに塗り始めた

 

Sちゃん

「よし!じゃあ挿れるよ!」

 

「はい!」

 

そして彼女は騎乗位の体制で挿入を始めた。自分が童貞じゃなくなる瞬間をしかとこの目で見た

 

Sちゃん

「大丈夫?重たくない?」

 

「あっ大丈夫です!むしろ軽いです!」

 

Sちゃん

「そう、良かった(笑)」

 

 

 

 

 

 

しかしここで違和感を覚えた

 

 

 

 

 

 

そう、入った感覚がなかったのだ

 

 

 

 

 

 

 

目の前の光景を見ると確かに自分のアレはSちゃんのナニの中に入っていた

 

しかし入った感覚は全然なかった

 

こんなもんなのか???と思いながらも自分の童貞喪失の流れを見ていた

 

Sちゃんは上下に動き始めた。パンパンという音もした

 

 

 

 

 

 

 

ここでさらに違和感を覚えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな気持ち良くないぞ?????

 

 

 

 

 

 

これは衝撃だった

 

今まで何回も見てきたAVの筆下ろしもの。あれを見て「あぁきっと初挿入の瞬間は死ぬほど気持ちよくて腰がとろけるんだろうなぁ」と自分は思っていた

 

しかし目の前で今まさに行われている騎乗位はそんなに気持ち良くない

 

再び硬さが萎えそうになっていた自分は即座にこう尋ねた

 

「すみません!胸触っていいですか!」

 

そう、「困った時のおっぱい作戦」である

 

もしかすると彼女の胸を触ることで萎えるのを防げるかもしれない

 

Sちゃん

「いいよ。あっでも優しく触ってね!あと乳首は触っちゃダメよ」

 

彼女は上下に腰を振りながら答えてくれた

 

許可が下りたので触った

 

ネットによるとゴミみたいな客は嬢が痛がってるのも無視して胸を強く揉みしだくらしい

 

僕はそういう客にはなりたくないので恐る恐る撫でるように触った

 

ちなみに胸は硬かった

 

しかし根元の硬い部分の表面は柔らかくて「おっぱい 」という感じがした

 

おっぱい作戦は効果を発揮して、自分のアソコの硬さは緊張で弱いもののそれなりの硬さを維持できた

 

これはいい流れだ!

 

しかしここで流れが変わった

 

挿入から1〜2分が経過した後

 

Sちゃん

「ふぅ疲れちゃった。交代お願いね」

 

えっ?もう交代!?

 

予想より早かった。個人的には童貞にリードなんかできるわけないから最初の5分くらいは騎乗位をされるんだろうなと思っていた。そして夕方の早い時間帯なら女の子もそんな疲れてないだろうから可能だろうと思って18時頃を狙っていた

 

聞くところによるとSちゃんは騎乗位が苦手だったようだ

 

かくして僕は童貞喪失から僅か2分弱でいきなり正常位をやることになった

 

「いきなりステーキ」ならぬ「いきなり正常位」である。これは多くの童貞殺しだ

 

Sちゃんは布団で横になって股を開いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sちゃん

「挿れる穴、分かる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出た

 

 

 

 

ついにきた

 

 

 

 

 

全世界の童貞が直面する難問

 

 

 

 

 

挿れる穴わかるか問題

 

 

 

 

 

噂によると間違えると童貞は多いらしい

 

しかし僕はデジタルネイティブ

 

無修正の動画で大体の位置は把握している

 

しかも中学生時代は保健の教科書の発育のページを熱心に読んでいたので身体の構造に関する知識は自信がある

 

絶対間違えないぞ!

 

僕はそう意気込んだ

 

大体この位置かな…?と狙いを定めた

 

 

 

 

 

目標をセンターに入れてスイッチ!

 

 

 

 

 

 

「こっここですよね!!じゃっじゃあ挿れますね!!」

 

Sちゃん

「あっ違うよ!もっと下のほう」

 

 

 

 

 

はい普通に間違えました

 

 

 

 

 

場所は大体把握していたけど緊張のあまり間違えてしまった

 

もしかして童貞たちが挿れる穴を間違えるのは知識の問題じゃなくて緊張の問題だった…?

 

妙に納得しつつも自分はSちゃんの指示に従って正しい位置に挿入した

 

Sちゃん

「ゆっくりとね。焦らないでいいよ」

 

その言葉に従ってとりあえず腰をゆっくり動かしてみる

 

そして腰を動かしてみると意外にも振ることができた

 

これは少し自分自身も驚いた

 

ネットの体験談とか見てると全く動かせなかった的な投稿が目立つけど自分はぎこちないものの動かすことはそこそこできた。なんでだろ?毎日バイトとか学校で自転車こいでて筋肉ついてたからかな?(関係あるか知らんけど)

 

しかしながら騎乗位よりも気持ちよくない

 

これはなんでだろう?

 

そして考えた結果、理由が分かった

 

目が合いやすいからだ

 

もしこれがラブラブ彼女とかだったら目が合うだけでラブラブズッキュンで正常位も最高にハイになるのだろう

 

しかし目の前の女の子は初対面。しかも初sexで初正常位である。目が合って緊張しないわけがない

 

そして目が合うと「目の前にいるのは生身の人間」という当たり前の事実も改めて認識させられる

 

興奮するのはいいけど相手を傷つけないようにしなければいけない。相手があまり身体を痛めない程度に動かして自分自身の興奮も維持させるのは難しい

 

そんなことを考えてたら脳のリソースが思考に割かれた分だけ興奮が減って萎えが始まった

 

これはマズイ!

 

そう思った自分は再び「困った時のおっぱい作戦」を発動した

 

Sちゃんの胸を再び触りながら腰を動かしたら硬さを維持できた

 

しかし騎乗位の時より弱く、目が合う恥ずかしさは変わらなかった

 

Sちゃんから「体位を変えてみる?」と提案がきた

 

次はバックに挑戦してみる

 

彼女が四つん這いになった

 

Sちゃん

「挿れるとこ大丈夫?」

 

「えっと…あっ!あった!ここですよね!」

 

Sちゃん

「そうそう!そこ!」

 

学習効果により2度目は間違えなかった

 

挿れてとりあえず突いてみる

 

意外なことにこちらも正常位と同様にそこそこ腰を動かすことはできた(もちろん慣れてる人からしたら初心者レベルだろうけど)

 

そして驚いたことにバックが1番気持ち良い。両手でSちゃんのお尻を触ったり、片手で胸を触ったりしながら暫く突いてみた。パンパンと音とともにSちゃんの若干の喘ぎ声のようなものも聞こえてきた。もちろんお店なので彼女の声が100%演技なことは分かっているけど、1番自分の持っていたイメージと近い構図が生まれたことで、「今自分がしているのはsexなんだなぁ」という実感がここにきてようやく湧いてきた

 

Sちゃん

「どう?イケそう?」

 

「はい!大丈夫です!凄いです!」

 

何故バックが1番気持ち良いか行為中に考えてみた結果、「顔が見えないことによる緊張の緩和」「猿の時代から続く基本的な体位だから」などが思いついた。おそらく緊張緩和が1番大きい

 

ところがここにきて2つの種類の感情が湧いてきた。「オスとしての感情」と「理性的な人間としての感情」だ。

 

前者の「オスとしての感情」について、初めて知った快感をもっと味わいたい、沢山お尻を突きたいという感情が頭を渦巻いていた。その時の僕は「私立文系大学生」や「大阪民」「日本人」などの属性は消滅して1匹のオスに成り下がっていた。側から見れば棒をひたすらプレスしてるマシーンのようである。初めて見る自分の最上級の下品な姿に自分自身も驚いた。男性ってここまで一匹のオス猿に成り下がれるんだなと逆に感心した。「利己的な遺伝子」という本で「人間は遺伝子に支配されたハコ」みたいな表現を見たことがあるけど今の自分は本当にそれそのものだなと思った。改めて男性は性欲に支配されて遺伝子に操られている存在なんだなと感じた

 

後者の「理性的な人間としての感情」について、いくら自分がいっぱい突いて気持ち良いからといっても、あんまり激しく突いたらSちゃんは腰を痛めるのではないか?という疑問も湧いてきた。いくら童貞といえども流石にそのくらいの想像力はある。もちろんプロだから多少は平気なのかもしれないけどさ。とはいえ自分のせいでSちゃんの次の時間の接客に悪影響出るのはよくないなとも思ったので一応「痛くないですか?」とSちゃんに確認しつつほどほどに突いていた。Sちゃん自身は大丈夫そうだったけれど、加減が分からないのでほどほどに突いていた。しかし時間制限もあるので早いところ出さないと悪いなという気もしていた

 

そして残り時間はあと2分ほどになっていた

 

Sちゃん

「ごめんね。ちょっとこのままだと時間内にイけないと思うから手でイかせるね」

 

あらら

 

どうやら本番行為での射精は無理だと判断されたらしい。まぁ確かに慣れない膣内部で弱い腰振りしてたらいつまで経っても終わらないなとは思ってたので納得ではあった。彼女は何人もの男性の相手をしてきたプロ。従業員の方が「手でしたほうがいい」と判断するのなら自分もおとなしく従ったほうがいいだろう。

 

Sちゃん

「よし、じゃあまた横になってね」

 

彼女は再び手でしごき始めた

 

 

 

 

 

 

 

このとき人類は思い出した

 

 

 

 

 

 

 

手でしごかれるのが若干痛かったことを

 

 

 

 

 

 

 

そして彼女は時間内にイかせるために強めの圧力で握って高速でしごき始めた

 

気持ちは嬉しい

 

ただ…申し訳ないけど正直痛い

 

Sちゃん

「強さはこのくらいでいい?痛くない?」

 

「あぁ…すみません。ちょっと痛いので…最初に口で咥えてもらったとき比較的気持ち良かったのでまたお願いできますか?」

 

Sちゃん

「なるほど!分かった!」

 

童貞喪失から約30分の男によるフェラ要求。なかなか図々しい男である

 

Sちゃんは再びフェラをしてくれた

 

しかし予想に反して萎えも早かった

 

Sちゃん

「うーん、やっぱり手でするね。次は少し弱めでするね」

 

そう言うと彼女は先ほどよりは少し弱めの握力で握ってくれた。おかげで痛くはないものの快感も若干薄くなっていた

 

よし

 

こうなったら再び「困ったときのおっぱい作戦」だ!

 

僕はSちゃんに確認を取った上で再びおっぱいを揉み始めた。彼女の胸を痛めないように恐る恐る撫でるように触り続けていたので「こしょばいよ(笑)」と彼女に笑われていた。

 

しかし有り難いことにおっぱいパワーのおかげで再び硬さが復活してきた

 

Sちゃん

「あっまた硬くなってきたね」

 

 

 

ところがその時である

 

 

 

 

 

 

 

ピンポンパンポーン

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎の町内放送かよと言いたくなるようなメロディのアラームが鳴った。時間終了である

 

Sちゃん

「あっ終わっちゃった。ごめん!服を着て!」

 

「えっ、あっ、はい。分かりました」

 

かくして僕の人生初のsexはイけないまま終わった

 

「初めての人ってイけない人が多いんですか?」

 

Sちゃん

「せやね!あぁでも興奮しすぎてすぐ出す人もおるか。でも基本的には緊張でイけない人が多いよ。だから大丈夫!」

 

TENGAヘルスケアの膣内射精障害克服用カップを買うことを決意した

 

自分で思ってる以上に手の刺激に慣れてたし思った以上に初sexって緊張するし思った以上に膣の圧力って弱いなと思った。でも女性の肌の温もりや会話は楽しかったのでカップで弱い刺激に慣れたらもう一度練習のためにしたいなと思った

 

その後は両者とも服を着替えながら世間話をしていた

 

「どうですか?やっぱ今日は仕事始め前で客の入りは良かったですか?」

 

Sちゃん

「いやぁそれがほんまに客あまりいなくてさ。4日に仕事始めしてたり寒かったりとかで暇やった」

 

「あっ意外と7日くらいになるとそんなもんなんですね」

 

Sちゃん

「ただ今の時期はねぇ…冷やかしも多いからそこらへんも鬱陶しいなと思う」

 

「あっ冷やかしもいるんですね。やっぱりメディアとかで取り上げられてるのもあるんですかね」

 

Sちゃん

「それもあるかも。男性だったらまだ客として入るかもと思って笑顔で対応するけど女性は嫌やわ。100%冷やかしやもん」

 

「よくある”大人の社会見学”みたいなノリで観光する人ですね」

 

Sちゃん

「酷い時は塩まくよ(笑)オバちゃんが怒るの」

 

「えーー今どき塩まくことあるんですか!?」

 

Sちゃん

「よっぽど冷やかしが酷い時に限るけどな。んで、しかもな、観光目的で来る女は大抵ブスやねん。ようそんな顔で来れるわって思うわ」

 

と…こんな感じに服を着替えながら彼女と喋っていた

 

正直ブスかどうかは冷やかしと関係ないと思うけど彼女が急に感情こめて言ってきたあたり飛田新地の人は本気で冷やかしを嫌がってるんだなということが伝わってきた。同時にSちゃん自身は自分の容姿に自信を持っているんだなということも伝わってきた。青春通りは凄い

 

そして服を着替え終わった時にペコちゃんのキャンディを貰った。どうやらこれで「事を済ませた客」と「これからする客」を区別しているらしい。キャンディを持って歩いていたらオバちゃんから声をかけられないとのこと

 

Sちゃん

「よし降りよ。今日はありがとうね」

 

「いえいえ、こちらこそ色々教えてくれてありがとうございました」

 

1階におりて靴をはいた

 

オバちゃん

「どや、兄ちゃん楽しめたか?」

 

「はい楽しかったです!ありがとうございました!」

 

お店を出るときオバちゃんとSちゃんが手を振ってくれて自分も手を振った

 

f:id:strongkun:20190114180418j:image

 

手に取ったキャンディは子供向けのお菓子ながらも大人の雰囲気が漂っていた(飛田新地内は撮影禁止なので写真は新地外で撮った)

 

キャンディを持ってお店を出た

 

そして通りを歩いて駅まで戻ろうとした瞬間、別のお店のオバちゃんから声をかけられた

 

お店Aのオバちゃん

「そこの兄ちゃん!寄ってかへん?」

 

いやキャンディ関係なく声かけるんかい

 

終わり